移動日は何かと忙しい
頭に入れてきたつもりだったけど
地球の歩き方を置いてきたのは大失敗だった。
(でも帰り荷を考えたらすでにこんな本が入る余裕なんてなかった笑)
ってんで朝から調べもの。。
まず宿だよ。
日本にいる時に調べといた
グラナダには〈ミエコさん〉という日本人が経営してる
「ゲストハウス パティオ グラナダ」
ってところがあると。
早速メールをしたら
空室があるってことで1泊で予約した。
日本人が経営してるんだから、
泊まるのも日本人だよなぁ…
淡い淡い期待をして向かった。
HPではバスターミナルからのアクセス方法が細かく書いてあった。
こんな俺にはピッタリ。
しかしスーパー方向音痴な俺は
普通には到着できなかったのは言うまでもない。
アベルが見送りに来てくれるって
メトロで一緒にバスターミナルへ。
(アベル〜すぐ戻ってくるわ〜m(._.)m
ありがとー！)
マドリード～グラナダ間は
バスで5時間の距離。
今回切符はネットで前日に取っておいた。
運行してるのはALSAという会社
片道18€ (2300円くらいか)
乗車率100%です。
こんな景色を5時間…
車内にはもちろんトイレはありますが、
途中に田舎っぽいところでランチ休憩もあります。
長いバス移動を終え、駅内でマップをゲット。
インフォメーションにはとっても可愛い女の子がいたんで
グラナダのオススメスポットを聞きに行った。
ここに来たのは、
世界遺産でもある
アルハンブラ宮殿とアルバイシン地区に行くため。
まずは予約したゲストハウスを目指す。
駅から市内へ向かうバスは
アナウンス等は一切ナシ。
HPでは9つ目で降りろっていうから
指折り数えてたんだけど
3つ目か4つ目らへんで
あれ？あれ？5？今5？6？ってなって
運転手に聞いてなんとか降りた。
そこから歩く。。
地図を片手にいつからかワケのわからない路地に迷いこんだ。
(そんなに！？そんなに音痴なの？！
と思われがちだが、
本人はいたって真面目に目的地を目指している)
細く薄暗い坂道をあがっていくも迷う。
この日の気温は34℃…
ようやく近づいてきた感じがした。
とはいえ、どうやってここに辿り着いたかは全く覚えていない。
ヌエバ広場周辺
キター!!この道だ!!
このアルハンブラ方面へ行く坂道の途中、
ちょこっと入ったところに
ゲストハウスを発見！！
俺としては上出来なタイムだ。
むしろレコード叩き出したってくらい誇らしい。
ベルを鳴らすと、
こんにちはー。と出迎えてくれた。
初対面からもはや
ただいまー！くらいの安心感に包まれた。
部屋に案内されると
広く開放感のあるツインルームを使わせてくれた。
ほどよく陽も入り小さいバルコニーもあった。
(動画しか撮らなかったんで画像はHPから)
ミエコさんと少し話し込んでしまった。
周辺のおすすめバル等をまとめた地図もくれた。
これはありがたい。
俺はこのオススメマップを
全部やっつけなきゃ次に行けないとまで思い込んでた。
んで、やっつけた。
ここグラナダも、この宿も、
あまりに落ち着いて
すごく気に入ってしまったと話すと
みんな落ち着くと言ってくれて、
一週間とか滞在してく方もいるってんで
納得できる。
もともと長期滞在仕様で
キッチンに浴槽付きのシャワーにトイレに洗濯機に
もちろんWi-Fiに屋上にはテラスがある。テラスだ。
そうそう！そうだ日本人だ！
俺
「他に日本人の方…滞在されてるんですか？」…
ミエコさん
「ううん、今日はね、居ないんですよ。」
もう淡い期待は夢で終わろう。
そのへんのバルは17時でいったんキッチンがしまるってんで、
近くのバルに駆け込み
早速グラナダでトルティーヤとビールを流しこんだ。
ミエコさんのススメもあって、
ここで延泊することに決めた！
本当に、なぁんか落ち着くんだよ、
この宿も…この街も…
それに立地も最高！
そしてまたこの予定外の滞在延長が
のちの俺の旅に影響を及ぼすなんてね…。
なんてねっ！
さて、世界遺産アルバイシンとは
このグラナダではもっとも古い居住区で
白い壁の家と石畳で構成されている地区
これは宮殿から見たアルバイシン
この反対側、アルバイシンの丘は
石畳の坂道を歩いてのぼる。
夜、人は多くなかった。
こんな細い路地が入り組んだ感じだ。
夜1人で迷い込んだら雰囲気怖め
ここを歩きアルハンブラ宮殿のライトアップを見に、
サン・ニコラスという広場に向かった。
ライトアップされたアルハンブラ宮殿
アルハンブラの翌日のチケットを買いに行ったんだけど
予定枚数は終了していた。
特にハイシーズンは予約必須らしい。
残された道は
朝早くに並び、当日券分をゲットするしかない。。
アルハンブラは1日の入場者数を1800人までと規制し、
30分ごとに300人までを入場させるらしい。
厳しー。
ミエコさんのススメで朝7時には出なきゃいけない。
この日はバルで一杯やってすぐに寝ることにした。
つづく…
「いよいよスペインへ ① 」
「南スペインはグラナダへ ⑦」
「ロカの奇跡 ⑩ 」
「リスボンからポルトへ ⑪ 」
「いよいよバルセロナへ ⑫ 」
「サグラダ・ファミリア ⑬ 」
「そして最後の夜 ～完～ 」