しかしリスボンの寒さには驚いた。
時期的には夏。
そもそも年間平均は21.5℃のはず。
なめてた…
道産子の俺が、
長袖にナイロンのパーカに
デニムシャツを着るくらいだ。
ポルトへ向かう日、
ロシオ広場でマサ君と待ち合わせた。
あやこさんはまだリスボンに滞在しロカに行くらしい。
のちにバルセロナで会うことを約束した。
チャオー
この日はメトロがなぜか閉鎖し、
バスターミナルに行けなかった。
マサ君は80Lだったかな90だったかな…のキャスター付パックに、
商売道具のカメラ一式だけが入ったデイパック。
そして南アフリカの旅路で
買ったギターも持ってきたっていうから驚き。
一度帰国したからギターを置いてくることができたはずなのに。笑
海岸線を歩くこと30分…
アポローニャ駅へ。
日本みたく座席が反転する
なんて技術は無いみたいだ。
まぁ去りゆくリスボンの車窓から楽しむのもアリかって
しかし窓なんてもう
それなんのヨゴレだってくらい汚い。
カンパーニャ駅に着くと
乗り継いでサオ・ベント駅に向かう
このへんが中心らしい。
俺もマサ君も
もうなんだろ…車窓からの景色とか、人とか、空気とか全部…
あ、ポルトいいなぁ。
って。
なんかわかんないけど
完全にポルトに魅せられた。
今回あまり時間なかったけど、
次回はポルトガルだけで一週間以上使いたいなって!
今回、俺たちにはポルトでいくつかのミッションがあった。
もちろんポッシブルなやつ。
①まずは世界遺産地区でもある
ドン・ルイス1世橋に行く
②ポルトガルの代表的なお菓子ケイジャーダを食す
③フツーに観光してみる
④そしてマサ君のギターを捨てる笑
(これは俺が荷物の少ないメリットをプレゼンしすぎたせいでマサ君は最後まで悩むことに…笑)
広場からキツい坂道を歩くと
目当てのゲストハウスを発見。
ドゥアス ナソエス
聞いてみたら空室があったんでチェックイン。
坂道があるってこと以外はイイ。
スタッフも最高に優しいし値段も安い。
まずはビールでしょ!
ポルトガルのシェア1位ですよ
スーパーボック!
もうこれノドゴシゴシ。
ビールって好みあるけど俺はもうこれたまらなくハマッた。
That’s what I’m talking about!つって
そしてケイジャーダね。
アップで撮っておくの忘れた。
フツーに美味しい。
なんだろ、チーズ系のお菓子ね笑(←雑)
この日は街を徘徊してディナー
宿が偶然一緒だった。
マサ君がひらめく。
ギターはさ、売ればいいじゃん!
え、売れる?
行ってみようよ!
ってことで宿のスタッフに
この辺でギターを買い取ってくれそうな店があるか聞いたら
詳しく地図で説明してくれたんで
翌日ギターを売りに行くことに。
その夜は思い出つまった南ア・ギターで
ドリカムを2人で熱唱した。
いつもより弦が鳴いていた。
楽器屋の店主は英語の話せない頑固そうなオヤジ。
ギターとケースと他にも丸々
付属品付きでと交渉。
40€で成立した。
日本円で5200円くらい。
売れたーーー!!!
このへんのレストランでランチとビールを楽しんだ。
夜はどこかの掲示板でみた
食堂を探した。
メトロのトリニダーデ駅の近くで見つけた。
「大衆男食堂」って感じで、
仕事帰りのゴリゴリな男達が多かった。
長いカウンターと、
その向かえと奥にはテーブル席がある。
ホールには息子達、
シャルルにルイとアンリがいた。
(↑息子ってのは想像)
厨房はママ1人で回してる感じだった。
翌日の早朝にはポルトから1人
メトロでポルト空港まで行かなければならなかった
(マサ君は午後のフライトだったm(._.)m)
不安色の覇気をまとった俺は
念のために切符の買い方を見に行っといた。
翌日は始発で空港へ向かわなければチェックインに間に合わない…笑
シメはコスタカフェ。
ポルトってほんと…最高。
次の日、朝一でバルセロナへ飛ぶ。
つづく…
「いよいよスペインへ ① 」
「ロカの奇跡 ⑩ 」
「リスボンからポルトへ ⑪ 」
「いよいよバルセロナへ ⑫ 」
「サグラダ・ファミリア ⑬ 」
「そして最後の夜 ~完~ 」